
「糖質」が消化吸収されると「ブドウ糖」になり血液の中に入っていきます。
この血液中のブドウ糖のことを「血糖」といいます。血糖は「インスリン」というホルモンの働きによって、身体を動かすエネルギー源となってます。インスリンは血液中のブドウ糖が細胞内に取り込まれるのを助ける役目を果たします。もしインスリンが欠乏したり、うまく働かないと、血液中の糖が増加し、「血糖値」が高い状態が糖尿病です。
現在、糖尿病人口は 1、300万人を越えています。しかしその半分以上の人は治療を受けていません。その理由は、検診で血糖値が高く、糖尿病を強く疑われる状態でも、自覚症状があまりない病気のため、治療を受けない事が多いようです。症状が出なくても、糖尿病は徐々に進行し、恐ろしい合併症をひきおこします。糖尿病の本当の怖さは、この合併症です。
糖尿病自体は、かなり高血糖にならないと昏睡などの状態にはならないのですが、長年糖尿病の管理が悪いまま放置しますと合併症が徐々に進行します。合併症には、糖尿病性動脈硬化、糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症、糖尿病性神経症などがあります。
合併症にならない為にも、早期発見が必要になります。
「だるい」「疲れやすい」「のどが乾く」「尿の量・回数が多い」「性欲減退」「勃起不全」などの症状がある方は、一度検診を受けましょう。まず採血をおこない空腹時の血糖値を調べます。空腹時血糖値が140㎎/dl以上の場合はそれだけで糖尿病と診断されてしまいます。
では空腹時血糖値が~140㎎/dlの人は糖尿病ではないので安心かというと残念ながら違います。糖負荷検査を受けてみましょう。7年~10年先までご自身が糖尿病予備群か調べる事ができます。そのうえで、治療の必要な状態かどうかを確認する事ができます。
糖負荷検査はどんな事をするのでしょうか?
75gのブドウ糖溶液を飲みます。その後1時間後と2時間後の血糖値を測定し、血糖値の上がり方と下がり方で糖尿病の有無を判定します。
Ⅰ型(インスリン依存型)糖尿病は、主に幼児から15才以下の小児期に、比較的急激に発症することが多く、かつては「若年型糖尿病」とも呼ばれていました。このタイプの糖尿病の治療には、食事療法・運動療法のほか、インスリンの注射がかかせません。膵臓β細胞が、なんらかの原因で破壊された結果、インスリンを分泌できなくなり、高血糖として発症します。
Ⅱ型(インスリン非依存型)糖尿病は、インスリンの分泌量が低下しているか、インスリンの血糖を下げる作用が弱くなって発症するもので、遺伝素因のほかに、エネルギーの過剰摂取や栄養の偏った食生活、運動不足、ストレスが大きくかかわっています。その治療にかならずしもインスリンを必要としないもので、日本人の糖尿病の90%を占めています。このタイプは40才以降に発症することが多いのですが、肥満児の増加と共に10代から発症するケースも増えています。