-
- 試験の概要
-
高血圧の治療をしていても血圧が下がりにくい方を対象とした、腎デナベーション術の試験です
■腎デナベーション術:腎臓に血液を送る血管の周りの交感神経の機能を超音波で抑制・遮断することにより、血圧を下げることが期待されている治療法です
■参加期間・通院回数
参加いただいた場合、約5年間ご協力いただく長期試験です。
通院回数は22回程度を見越しています。
※2年目以降は1年に1回のペースで通院していただきます。
■手術後の来院回数
手術後の経過観察期間としては、5年間で15回の来院を予定しております。
-
- おすすめ
ポイント -
・お薬を服薬しているにもかかわらず、血圧が高い状態が続いている方へ向けた試験です
『腎デナベーション術』を受けていただくことで 、血圧が下がる効果を得られる可能性があります
・これまで腎臓について詳しい検査を受けていない方は、治験で決められた腎臓に関する検査を受けることで、詳しくお体の状況を確認できます
・診察や検査を頻繁に行う為、より詳しい高血圧評価を受けることができます
- おすすめ
-
- 募集状況
- 募集中
-
- 実施場所
- [北海道]北海道
[東北]山形県、宮城県、福島県
[関東]栃木県、千葉県、東京都、神奈川県
[中部]新潟県、石川県、岐阜県、静岡県
[近畿]三重県、京都府、大阪府、兵庫県
[中国]鳥取県、岡山県、広島県
[四国]愛媛県、高知県
[九州]福岡県、佐賀県、熊本県、宮崎県、鹿児島県
[沖縄]沖縄県
-
- 対象疾患
- 高血圧
-
- 参加条件
-
【基本参加条件】
性別: 男女
年齢範囲: 20〜75歳
【その他参加条件】
【参加条件(一部抜粋)】
◇ 高血圧の診断がある
◇ 3ヵ月以上前から、血圧を下げるためのお薬を使用している
◇ 4週以上前から、血圧を下げるためのお薬を2種類以上使用している
◇ 4週間以上前から、血圧を下げるためのお薬の量が変動していない
◇ 医療機関で測定した血圧が、収縮期140~180 mmHg未満であり、拡張期90 ~110 mmHg未満である
【除外条件(あてはまる方はご参加いただけません)】
◆ 腎臓に血液を供給している血管の病気にかかったことがある
◆ 心房性頻脈性不整脈(心房細動等)の不整脈がある
◆ ペースメーカー等を使用している
※その他にも条件がございます。応募アンケートで確認しております
-
- 負担軽減費
-
- 実施内容
-
※来院日程は医療機関担当者と調整していただきます。
■事前調査・事前検査
身体検査、採血、採尿、病院や自宅での血圧測定、日誌、24時間血圧測定(※)など
事前調査・検査では計2回の通院を予定しています。
※24時間血圧測定:30分に1回自動で血圧を測定する携帯式の血圧計を約1日使用いただきます。測定開始の翌日に改めて来院いただきデータを確認いたします。治験参加期間では合計5回ほどご協力いただきます。
■手術入院・検査
身体検査、採血、血圧測定、心電図測定、腎臓の超音波検査・CT検査、腎臓血管の造影検査など
入院期間は、参加者様のお体の状況等で変わりますが、手術日前日から手術後では1日~3日程度の入院が予定されています。
■手術後来院・検査
毎日の日誌回答と、これまでにお受けいただいた検査のいくつかを実施します。
手術後半年間は1ヵ月に1回の頻度で通院・検査が必要となり、この期間に2回24時間血圧測定が行われます。
それ以降は3ヵ月ごとの来院が2回、1年ごとの来院が4回予定されています。
■手術後の来院回数
手術後の経過観察期間としては、5年間で15回の来院を予定しております。
※本治験の特徴
腎デナベーション術を受けていただく群と受けていただかない群に分かれて参加いただきます。
腎デナベーション術を受けない群に参加した方は手術日には模擬的な手術を受けていただきます。
手術を受けていただいてから半年後、どちらの群に参加されているかの情報が開示され、腎デナベーション術を受けていなかった方には、改めて腎デナベーション術を受けるかどうかをお選びいただけます。
ご希望いただいた場合は改めていくつかの検査を実施し、手術を受けられる条件に該当していましたら新ためて入院日程を調整させていただきます。
★★以下試験の詳細な流れです★★
●この治験は参加者様の同意をいただいてから開始されます。
■試験応募後から、試験終了までの流れ
<治験の説明と同意>
この治験について説明を受けましたら、この治験に参加するかどうか、自由な意思でお決めください。
↓↓
<事前調査・事前検査>
この治験への参加に同意いただいた後、事前調査・事前検査を実施します。
・事前検査の中に、24時間ABPMという検査があります。
⇒24時間ABPM用機器を装着させていただきます。測定データを回収するため翌日、治験担当医師より指定された時間までに再度来院していただきます。
また、血圧測定と合わせて行動記録表(就寝時間、起床時間、食事時間、入浴時間、その他)も記入していただき、再来院時に持参してくいただきます。
↓↓
<観察期間>
事前調査・事前検査が完了し 、参加者様の血圧が治験参加の基準にあっていることが確認された後、血圧を下げる治療の内容により、4週間の観察期間を設けます。
観察期間中は、お貸しする家庭血圧測定のための血圧計を用いて、血圧測定していただきます。
また、お渡しします 「治験日誌」 に、血圧を下げるために処方される薬の服薬状況 、運動の状況、食事の状況、飲酒・喫煙の状況、体調の変化 などについて、 記録していただきます。
↓↓
<本試験参加前の、各種事前調査と事前検査>
観察期間後に、各種事前調査・検査値の適格性確認を実施します。
・ここでも24時間ABPM検査があります。
・観察期間中に記載いただいた「 治験日誌 」 を持参していただきます。
↓↓
<手技前入院>
各種事前調査と事前検査における 2 4 時間ABPM での適格性を確認してから 2 1 日以内に、腎臓に血液を供給している血管の、血管の形態、血流状態を連続的に撮影する検査、及び治療のため入院していただきます。
入院期間は、参加者様の手技後の状況等で変わりますが、手技日前日から手技後1日~3日程度の入院が予定されます。
↓↓
<手技時>
腎臓に血液を供給している血管の、血管の形態、血流状態を連続的に撮影する検査後、[意図的に手を加えることなく]「腎デナベーション術を行う方」か「 腎デナベーション術を行わない方」のどちらかに決定されます。
参加者様も、手技を担当する治験担当医師もどちらにするかを選択することはできません。
また、どちらに決定されたかは、手技後 6 ヵ月目の検査が終了するまでお伝えできませんのでご了承ください。
↓↓
<退院>
退院時にいくつかの検査・調査を実施します。
・診察室血圧測定
・身体検査(体重)
・併用薬と併用療法の調査 など。
※参加者様が、「腎デナベーション術を行う方」と「腎デナベーション術を行わない方」のどちらに決定されたと思っているかについての調査もあります。
↓↓
<手技後の経過観察>
手技後1 、 2 、 3 、 4 、 5 、 6 、 9 、 12 、 24 、 36 、 48 、 60ヵ月目に来院していただきます。
手術後の経過観察期間としては、5年間で15回の来院を予定しております。
★★手技後6ヵ月目の検査をすべて実施し、 24時間ABPMのデータを回収させていただいた後に 、参加者様が「腎デナベーション術を行う方」と「腎デナベーション術を行わない方」のどちらであったかをお伝えします。
その結果、 参加者様が「腎デナベーション術を行わない方」であり 、腎デナベーション術を希望される場合、規定の条件を満たせば、『腎デナベーション術を受けていただくことができます』
<その他規定外の来院>
治験期間中に好ましくない症状がみられた場合や、血圧を下げる薬の変更が必要な場合などで、担当医師の判断により、規定外で来院していただき、追加の検査、及び採血などをお願いすることがあります。
○24時間ABPMとは?
・24時間ABPMとは、携帯型の自動血圧計で連続して24時間(睡眠中も含む)の血圧を測定することです
血圧は、からだや精神の状態で大きく変わります。
日常生活中のあなたの血圧変化を知ることで、超音波腎デナベーションシステムの血圧を下げる効果について、重要な情報を得ることができます。
測定開始後1時間目までに記録された血圧は集計から除外しますので、連続して25時間測定していただくことになります。
この検査では30分に1回、自動で血圧を測定します。
評価に必要な測定回数に達しなかった場合には 、再度測定していただきます。
-
- 応募後の流れ
-
【1】 応募・アンケート回答
※生活向上WEBに会員登録いただいていない方は、アンケート回答と共に無料会員登録をしていただきます
【2】電話での詳細確認(アンケート内容の再確認、試験のご案内、医療機関の選択)
【3】紹介状の取得・初回来院日程の調整
【4】医療機関での参加条件の確認(診察や検査)
※以降は実施内容の記載と同様です。
※アンケートやお電話での確認、また事前検査の結果から参加条件に該当されない場合、ご案内の途中で終了となります。