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インフルエンザ

インフルエンザとは?

インフルエンザとは、インフルエンザウイルスの感染によっておこる病気です。
風邪に似ていますが、潜伏期間が短い・非常に感染力が強い・強い全身症状が急激に発症するなど、単なる風邪とは明らかに異なり、高齢者など抵抗力の弱い人がかかると肺炎を併発して死に至る場合もある恐ろしい病気です。

主な症状

高熱(38~40度)や頭痛、筋肉痛、全身倦怠感などの全身症状と、のどの痛み、咳や痰などの呼吸器の急性炎症症状などがみられますが、いずれも風邪に比べて強い症状が急激に発症するのが特徴です。

インフルエンザと風邪の違い
  インフルエンザ 風 邪
初期症状 悪寒、頭痛 喉の痛み、くしゃみ、鼻水
主な症状 発熱(38~40度)
頭痛、悪寒(重度)
筋肉痛、関節痛、
倦怠 (けんたい)感(重度)、
下痢、腹痛
発熱(軽度)
鼻水、鼻づまり、悪寒(軽度)、
倦怠感(軽度)
その他 ・感染は短期間で急激に拡がる。
・肺炎などを併発して重症化することがあり、高齢者では死亡率が高くなる。
・感染は、徐々に拡がる。
・重症化することは少ない。

インフルエンザの種類と特徴

インフルエンザウイルスにはA型・B型・C型の3種類があり、このうちヒトの世界で流行を起こし問題となるのは、A型とB型です。A型はその構造により更に何種類かに分類され(Aソ連型、A香港型など)、短期間で変異してしまうため毎年のように流行を起こします。

種類 性質 流行の状況など
A型 非常に変異しやすい 毎年流行するほか、爆発的な大流行がある。また、細菌性の肺炎を高率に併発するため高齢者は死亡するケースもある
B型 変異しにくい 散発的に小流行を繰り返す(最近は2年に1度の流行)
C型 変異しにくい 症状は通常のかぜに似ているが、大きな流行はおこさない

予防方法

インフルエンザは毎年冬場(12月下旬~3月頃)に流行します。冬場は空気が乾燥するため、インフルエンザウイルスが最も活動しやすくなり、喉の粘膜の抵抗力も弱まるなど、ウイルスに感染する好条件が揃うためです。

インフルエンザの予防方法は、大きく分けて2つ。「予防接種を受ける」ことと、「日常生活の中でウイルスへの感染を防ぐ」ことです。

予防接種

  • ・流行期に入る前の11月頃接種するのが望ましい
  • ・毎年流行する型は異なるため、予防接種をしたからといって100%防げるものではない
  • ・卵アレルギーや妊婦など、接種してはいけない人もいるので医師によく相談すること

日常生活上の予防

  • ・流行期は人ごみを避け、抗ウイルス用マスクを着用する
  • ・帰宅したらうがい・手洗いを十分にする
  • ・部屋の湿度を十分に保つ
  • ・体力を保つ

治療方法

インフルエンザの治療法には大きく分けて「一般療法」「対症療法」「化学療法(抗ウイルス薬)」の3種類があります。

一般療法

インフルエンザは十分な体力と抵抗力さえあれば、十分な栄養・睡眠をとり、できるだけ安静にしていることで一週間程度で自然治癒します。その際は脱水症状を防ぐため十分な水分を補給し、ウイルスの活動を抑えるため、部屋の湿度を60~70%に保つようにしましょう。ただし、高齢者や抵抗力の弱い人は肺炎を併発したり症状が重篤化することもありますので、早めに医療機関へ受診することをお勧めします。

対症療法

インフルエンザウイルスそのものを退治するのではく、発熱・悪寒・関節痛・くしゃみ・鼻水・咳などの諸症状を軽減するための薬を服用するものです。しかしこれらの諸症状はウイルスを身体から追い出そうとする自然な反応ですので、むやみに薬でおさえてしまうとかえって治りを遅くしてしまう可能性があります。自己判断で服用せず、医師の指示の元で服用するようにしましょう。

化学療法

インフルエンザの治療薬としては、「アマンタジン(商品名シンメトレル)内服薬」、「ザナミビル(商品名リレンザ)吸入薬」、「オセルタミビル(商品名タミフル)内服薬」などがあります。いずれも発症後48時間以内に服用しなければ効果はありません。できるだけ早期に治療を開始した方が効果が期待できますので、発症後24時間以内に診察を受けることをおすすめします。

抗インフルエンザ薬の比較
製品名 シンメトレル リレンザ タミフル
有効ウイルス A型のみ A型・B型 A型・B型
服用方法 経口100mg/日 吸入1回10mg 1日2回 経口75mg 1日2回
耐性ウイルス 生じやすい。 ほとんどない。 成人の場合は1~5%、小児の場合は約3割
小児有効性 あり あり(4歳以上) あり(1歳以上)

これら抗インフルエンザ薬はいずれもインフルエンザウイルスそのものを退治するわけではなく、ウイルスの増殖を抑えるというものです。従って服用したからといってすぐに完治するというわけではなく、高熱その他の症状が通常より1~2日早く収まるというものになります。十分な体力と抵抗力があれば抗インフルエンザ薬を服用しなくても通常1週間程度で自然治癒しますので、処方・服用に関しては医師とよく相談するようにしましょう。

なお、通常の風邪の際に処方される抗生物質はインフルエンザには無効です。

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