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貧血とは、血液中の赤血球の数が基準値より少ない状態を言います。
赤血球は全身の細胞へ酸素を運ぶ働きと不要になった炭酸ガスを運ぶ働きをします。赤血球が少ないと全身に運ばれる酸素の量が少なくなり貧血症状を引き起こします。
貧血の原因として、赤血球の原料となる鉄分が不足することにより骨髄での赤血球の生産量が減ることや、月経などの出血により血液の量が少ないことが考えられます。
貧血の症状として、頭痛やめまいを感じたり、少しの動作での動悸や息切れをしたりするようになります。これは全身に十分な酸素を運ぶことができなくなることにより、体の中で酸欠状態が起きていることが原因となります。
貧血の検査の一つとして血液検査があります。赤血球数、ヘモグロビン数、MCV(平均赤血球容積)、MCH(平均赤血球ヘモグロビン量)、MCHC(平均赤血球血色素濃度)の値を検査します。
赤血球数 | 基準値 男性:430~570(×10^4/ul) 女性:376~500(×10^4/ul) |
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ヘモグロビン数 | 基準値 男性:13.5~17.5(g/dl) 女性11.5~15(g/dl) |
MCV (平均赤血球容積) |
基準値 85~102(fl) |
MCH (平均赤血球ヘモグロビン量) |
基準値 28.0~34.0(X10^4/ul) |
MCHC (平均赤血球血色素濃度) |
基準値 30.2~35.1(%) |
貧血の原因が鉄分不足の場合、食事療法として鉄分を豊富に含んだ食材であるレバーやを摂ることや、場合によっては鉄剤を飲むことによって治療を行います。また原因がビタミンB12または葉酸不足の場合は、それらを注射などにより摂取します。
貧血の原因の多くは、鉄分不足と言われています。特に、女性の場合は月経で多くの鉄分を失います。月経の時は意識的に鉄分を摂取するように心掛けましょう。
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