~3分でわかるAGA講座~

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AGAについて3分間で読める内容にまとめました。患者様には、安全に効果的な治療を受けていただきたいと考えていますので、クリニックへの受診を想定し記述しています。ぜひ治療する際に参考にしてみてください。

目次

ーAGAとは?
ーAGAの症状
ーAGAの診断・検査方法について
ーAGAが発生する仕組みと原因
ーAGAの治療法について
ーAGA治療費の相場

AGAとは?

正式にはAndrogenetic Alopeciaとし、略してAGAと言います。思春期以降の男性に発症する「男性型脱毛症」のことを指します。日本人男性の3人に1人は発症するとされており、近年では20代~30代の若年層にも発症するケースも増加してきました。自分はAGAなのではないかと心配になる方も多いと思いますが、早期に治療すれば進行を遅らせることが可能です。正しい知識と自分に合った治療法とケアを見つけましょう。

AGAの症状

AGAの症状は、皆様のご存じの通り前頭部や頭頂部の「薄毛」と「脱毛」です。頭皮にかゆみや痛みなど身体的に苦痛を感じる症状は出現はありません。
初期の症状は下記のようなものです。
・抜け毛の量が増える
・以前に比べて、髪の毛にハリやコシがなる
・前頭部や頭頂部などの地肌の部分が目立ってくる

前頭部や頭頂部など人目に付きやすい部位に発症するため、見た目が変化がすることで深刻な精神的ダメージを受け、自分に自信が持てなくなり社会生活に支障をきたすケースもあります。

AGAの診断・検査方法について

AGAは年齢や薄毛・脱毛の現れ方などから診断をします。AGAは生活習慣や遺伝との関わりが強いとされているため、診察は医師による問診が主です。AGAの要因になるような生活習慣がないか、親族に薄毛や脱毛が生じた方がいるかどうかなどが手がかりになります。また、クリニックによっては拡大鏡やダーモスコピーと呼ばれる医療機器を用いて頭皮の状態や薄毛・脱毛が進行している部位の毛の状態を調べます。
薄毛や脱毛を引き起こす原因はAGAのみとは限らずあなたの生活習慣や他の病気が関係していることも考えられますので、医師の診察を受けて薄毛や脱毛の原因を特定することが大切です。

AGAが発生する仕組みと原因

AGAの影響は大きく分けて4つ要因が挙げられます。
・頭部の血行不良の影響
・遺伝の影響
・ストレスとの関係
・生活習慣の影響

AGAは、男性ホルモンの一種「ジヒドロテストステロン(DHT)」の働きによって引き起こされる病気です。通常、男性ホルモンは男性の筋肉や骨の発達を促し、体毛を濃くする働きがあります。そのため、男性ホルモンが多い方はひげや胸毛、腋毛などは多くなる傾向に。
一方、前頭部と頭頂部に存在する毛母細胞(髪の毛のもととなる細胞)は、DHTの作用を強く受けると新たな髪の毛が生えにくくなったり育ちにくくなったりすることが分かっています。その結果、「ヘアサイクル」の成長期が短くなるため、コシやハリのない細く短い髪の毛が生えくるようになるのです。前頭部や頭頂部の毛母細胞がどの程度DHTの影響を受けるかは、遺伝に左右されると考えられています。AGAの発症に関わるとされる遺伝子変異も解明されており、DHTの分泌が多い人すべてがAGAを発症するわけではないのです。

AGAの治療法について

AGAの主体的な治療方法は薬物療法です。主に使用されるのは、AGAの根本的な原因となるDHTの合成を抑える効果を持つ「プロペシア」や「ザガーロ」などの飲み薬。頭皮の血行を改善して発毛を促す「ミノキシジル」などの塗り薬です。これらの薬物療法を組み合わせて行います。

内服薬治療ジヒドロテストステロン(DHT)生成を阻害する薬や毛包を活発化する薬を服用
外用薬治療毛包を活発化するローションなどを毛髪部に塗布
メソセラピー内服・外用に用いられる薬を頭皮に直に注入
HARG髪の成長を促す「成長因子」を頭皮に直に注入

また、日本皮膚科学会による「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017年版」によれば、薬物療法の他に、薄毛や脱毛が目立つ部位への植毛、毛母細胞を活性化させるレーザー照射なども一定の効果があるとしています。

AGA治療費について

AGA治療にかかる費用は、残念ながら健康保険が適応とならず自費診療になります。
AGA治療薬は種類にもよりますが、一か月の相場は4,400~24000円程度。そのほか、医師の診察料がかかる場合はプラス6000円ほど必要になることも。価格の設定は医療機関によって異なりますので、事前に必要な費用を調べておくと安心です。治療薬代のみで診察料がかからない医療機関もあります。

値段
治療薬4,400~24000円/1ヶ月
診察料0~6000円

AGAの治療は、プロペシアやザガーロ、ミノキシジルといったAGA治療薬が用いられます。これらの治療薬は一度使えばずっと効果が続くというものではないため、満足のいく効果が得られるまでは使い続けると良いとされています。そのため、AGA治療薬の価格は治療費に影響を与えるようです。

AGA治療薬の中でもよく利用されているのが、内服薬であるプロペシアです。AGA治療は自由診療であるためプロペシアの薬価は各クリニックによっても異なりますが、1シート7,800円~9,000円程度となっています。プロペシアは1シート28錠なので、1錠あたり280円程度です。近年はプロペシアの特許が切れたことから、ジェネリック医薬品の処方も開始されています。ジェネリックの場合は1シート3,800円~5,000円程度で、1錠あたり150円程度となっています。2016年から販売が開始された内服薬であるザガーロの場合、1箱8,000円~9,500円程度で処方されます。ザガーロは1箱30錠であるため、1錠あたり280円程度となります。なお、ザガーロにはジェネリックはありません。

最後に

いかかがだったでしょうか?今回は簡単にまとめさせていただいたので、もっと詳しく知りたい方はEAST駅前クリニックの公式ホームページにアクセスしてみてください。少しでもAGA治療への理解を深めたうえで、納得のいくクリニック探し及び治療を見つかることを願っております。

引用・参照文献
※EAST駅前クリニック.“公式ホームページ”.AGAとは?薄毛の原因や治療方法や効果など改善に向けた基礎知識
https://www.eastcl.com/aga/basic/

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