血糖トレンドは何を測定しているの?
また、血糖測定の種類の違いについて
ご紹介します
糖尿病治療や、合併症の予防・進展を抑えるためには、血糖をきちんとコントロールすることが重要です。
いまでは、簡易血糖測定器を使った血糖自己測定により、診察時にしかできなかった血糖測定を、患者さん自身が日常生活の中でも行えるようになりました。こういった簡易血糖測定器を使えば、誰でも簡単に自分で血糖測定をすることができます。
血糖測定方法には大きく3種類あり、それぞれ以下のように呼ばれます。
Self-Monitoring Blood Glucose(SMBG)
Continuous Glucose Monitoring(CGM)
Flash Glucose Monitoring(FGM)
(FGMおよびCGMは血糖値ではなく、間質液中グルコース値を測定します。)
※2020年4月時点の情報です。
近年の簡易測定器の進歩は目覚ましく、薄型軽量でかつ小型なのはもちろん、だれにでも容易に操作できるように工夫されています。
最近では、24時間連続して血糖の変動を測定できる機器も登場し、機器と連動したスマートフォンなどで手軽に血糖の変動を確認できるようになりました。そのおかげで、より質の良い血糖コントロールを行う体制を整えることが可能になってきています。
間質液とは細胞と細胞の間に存在する液体のことです。血糖トレンドは、血糖値ではなく、間質液中のグルコース(ブドウ糖)の濃度を測定します。