【症状】
呼吸器疾患の一つで、気管支の炎症。
急性と慢性の二つに区分され、微生物の感染や、大気汚染、喫煙などにより気管支粘膜に炎症を起こし、痰や咳を引き起こす事を一般に気管支炎と呼ぶ。
症状としては、一般的な風邪症状のような状態になり、次第に咳(せき)や痰(たん)、また発熱や頭痛なども併発することがある。
また、症状が酷似している肺炎と疑われることが時にあるが、基本的にレントゲンの結果に於いて陰影が確認されない場合は、気管支炎と診断される。
【原因】
急性気管支炎の主な原因として、下記のものが挙げられる。
・インフルエンザ
・バラインフルエンザ
・ライノウイルス
・アデノウイルス
また、ウイルス以外の発症原因としてクラミジアやマイコプラズマなどもある。
【対処方法】
主な対症療法として、咳や痰を鎮める去痰剤(きょたんざい)、鎮咳剤(ちんがいざい)の使用。
また、ウィルスに対する特有な治療があるのは、インフルエンザのみとなる。
その他の、マイコプラズマやクラミジアに関しては、周囲の人によって感染している場合が疑われる。
治療薬としてはクラリスやミノマイシンなどといった抗菌剤が有名である。