【症状】
安静時に片側の手が震える、全体的に動作が遅くなる、手足の筋肉が硬くなる、バランス感覚が鈍って転倒しやすくなる、の4つが主な症状である。
その他にも、便秘、頻尿、立ちくらみといった自律神経症状がでる、表情が乏しくなる、頬やおでこが脂っぽくなるなどの症状があるが、一般に知能は正常に保たれる。
【原因】
脳内物質の一種であるドーパミンが分泌されなくなったり、分泌量が減少したりすることが原因であるが、なぜドーパミン量が変化するのかはいまだ不明である。
【対処方法】
基本の治療は、脳内で不足したドーパミンを補うことで症状を緩和する薬物治療である。
それに加えて、リハビリテーションとしての運動療法や、薬物療法や運動療法で改善が見られない場合に行う手術療法がある。