【症状】
主な症状は、顎関節痛・開口障害・関節雑音・噛み合わせの違和感・閉口障害の5つであり、
これらが単独もしくは複数合併して発症する。
耳の痛み、難聴、めまい、眼精疲労、頭痛、首・肩のこり等の症状を伴う場合もある。
【原因】
くいしばりや歯ぎしりといったブラキシズム、ストレス、偏咀嚼、噛み合わせの悪さ等多様な原因が考えられる。
また、あくび、笑いといった日常の何気ない動作や、うつ伏せ寝、頬杖などの生活習慣に起因することもある。
【対処方法】
原因や誘因を除去する治療法が主となる。
主な治療法に、ブラキシズムや癖など顎関節症の原因となる悪習慣を自覚させ止めさせる認知行動療法、
痛みの軽減のために患部を温めたり冷やしたりする物理療法、
スプリントという歯列を覆う装具を装着し歯ぎしりの害を緩和するスプリント療法がある。