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心臓は、高血圧などにより血液を高い圧力で送り出さなければならない状態が続くと、それに対応するために心臓の筋肉を増やそうとします。その結果心臓が大きくなった状態を心肥大と言います。病名ではなく状態そのもののことを言います。
心臓が肥大しても心臓を支える血管の数は変わりません。今まで正常な心臓を支えていた数で、大きくなった心臓を支えるので、血管に負担がかかります。また血液を高い圧力で送り出すためには酸素が多く必要になり、肥大した心臓に見合った酸素が送られなくなってしまいます。そのため、肥大した心臓は正常の心臓よりも狭心症や心筋梗塞といった虚血性心疾患になりやすくなります。
原因として、以下のようなことが考えられます。
高血圧 | 高血圧になると、心臓が血液を高い圧力で送り出さなければならない状態が続くため、 それに対応しようと心臓の筋肉が増える。 |
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スポーツ | 運動を長時間すると、その間安静時より血液量が多く必要になるので高い圧力で血液を送り出さなければいけない状態になり、それに対応しようと心臓の筋肉が増える。 |
症状としては、運動後の息切れ、疲れやすさ、全身倦怠感、顔や足のむくみなどの症状が挙げられますが、肥大することで対応できているうちは症状はありません。
分類として、以下のようなものがあります。
スポーツマン心臓 | スポーツが原因で心臓が肥大したもの。 |
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心臓肥大 | 心臓が通常より大きくなった状態。 |
心臓拡大 | 心臓が炎症などを起こし、心臓の壁が薄くなり、心臓の内部が大きくなった状態。 |
心肥大の原因により治療法は異なってきます。以下のようなものがあげられます。
運動制限・薬物療法 |
心臓の重さは体重の約200分の1と言われています。
体重が60kgの方なら約300gですが、心肥大の患者の方では1.5倍~2倍になることもあります。
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