3月に入りスギ花粉の飛散が東北地方でも始まっているようです。
秋田県での花粉の飛散状況はどのようになっているのでしょう。
花粉の飛散について
秋田県の花粉の飛散
秋田県では、昨年の花粉飛散量が非常に少なかったために、昨年比でいうと今年の花粉飛散予測は、非常に多い(200%以上)となっています。
例年比で見ても、多い(150〜200%)となっており、今シーズンの花粉には非常に注意が必要になっています。
3月12日時点での、秋田県内各地の花粉飛散量は、全体的に多いと表現されている地域が多いものの、現在スギ花粉のピークを迎えている各地に比べると飛散量は、少ない印象を受けます。
しかし、上小阿仁村では、非常に花粉飛散量が非常に多いとなっていることもありますし、また今週は風が強くなり、風向きの関係もあって、秋田県内全域で花粉に注意が必要です。
秋田県のスギ花粉のピークは3月下旬から4月中旬になると予想されています。
参考資料:秋田県の花粉飛散情報 2019(外部リンクに飛びます)
秋田県のスギ花粉症
市立秋田総合病院のHPによると、秋田県のスギ花粉症患者には、重症例は少ないとの事。
そのために、予防、初期治療用の経口抗アレルギー剤(ヒスタミンを抑える成分が入った内服薬)と症状が強くなってからの治療薬である経口ステロイド剤を主に使用しているようです。
参考資料:市立秋田総合病院(外部リンクに飛びます)
花粉症と口腔アレルギー
口腔アレルギー
花粉の辛い、今のシーズン。
新鮮な野菜や果物を食べた際、口がイガイガしたりしませんか?
このイガイガの正体は口腔アレルギーと言われるもので、実は花粉症患者の約30〜40%の方に認められています。
この口腔アレルギーの厄介なところは、花粉症の種類によってアレルギー反応を起こす食物が違うというところ。
北海道に多い春から初夏のシラカバ花粉症の患者さんは、リンゴ・モモ・サクランボ・セロリ・ニンジン・キウイ・トマト・クルミなど、たくさんの種類の果物や野菜にアレルギー反応を起こしてしまいます。
しかし、スギ花粉の患者さんには、全く反応が起きなかったりするのです。
これは、花粉症の原因となる花粉内に存在するタンパクが、野菜や果物にも存在しているため。
そのために、花粉症同様に、体が反応してしまい、アレルギー反応を示してしまうのです。
口腔アレルギーかと思ったら
口腔アレルギーは基本的には、口や喉の粘膜異常が怒るのですが、ひどい方は蕁麻疹や呼吸困難を引き起こすこともあります。
アレルギーの専門医に見てもらい、原因をしっかり把握して、極力その原因を食べないようにしましょう。
また、もしもの時のために、抗アレルギー薬を携行することも大切です。