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アトピー性皮膚炎の改善法

かゆくてつらいアトピー性皮膚炎

悩まされている方も多いと思います。

少しでも楽に、少しでも改善していくために、できることは?

アトピー性皮膚炎とは

アトピー性皮膚炎は、かゆみが繰り返す皮膚の病気。

皮膚は本来、表面の皮脂膜・角質細胞、角質細胞間脂質などがバリアの役割をしており、外部からの物質の侵入や、水分が蒸発することによる皮膚の乾燥を防いでいます。

ところが、アトピー性皮膚炎の場合は、このバリアの機能が弱まってしまい、外部からの物質が簡単に侵入しやすい状態になってしまっています。

皮膚のバリア機能が弱まってしまう要因は、生まれつきの体質の遺伝的な要因と、

  • 紫外線
  • 石鹸
  • 化粧品
  • 引っかくなどの物理的な刺激

などの環境的な要因があります。

皮膚のバリア機能

角層細胞 天然保湿因子で、水分を保持します。
細胞間脂質 角質細胞内にある細胞間脂質が、隙間のない構造を作っています。
皮脂膜 角層表面の「皮脂膜」がバリアの役割をしています。

アトピー性皮膚炎の原因

特定NPO法人アレルギー支援ネットワークは、アトピー性皮膚炎の症状を引き起こす主な刺激として

  • ・かいてしまう
  • ・発汗
  • ・高すぎる室温
  • ・空気の乾燥、逆に高すぎる湿度
  • ・ほこり、汚れ
  • ・衣類の刺激
  • ・プール
  • ・熱すぎる風呂
  • ・温泉
  • ・海水
  • ・石鹸、シャンプー、リンス
  • ・動物の毛、昆虫
  • ・植物、花粉
  • ・強い日光
  • ・精神的ストレス
  • ・不適切な外用薬の使用

を挙げています。

漫然とかゆさのストレスに耐えるよりも、原因が何かわかるとストレスも緩和されると思います。

アトピー性皮膚炎の改善方法

アトピー性皮膚炎は、遺伝的要素に加え、様々な内的・外的要因を持った皮膚病なので、現在病気を完全に治癒する薬物療法はありません。

ですので、「対症療法」が治療の原則となります。

「対症療法」とは、病気の原因に対して治療ができない場合、患者の状況を見ながら対応していく治療法のこと。

アトピー性皮膚炎の場合、ステロイド外用薬や、抗ヒスタミン薬により炎症を抑える対症療法が行われます。

アトピー性皮膚炎の治療の目標は、「症状はないか、あっても軽く日常生活に支障がないレベル」「軽い症状は続くが、急激に悪化することはまれで、悪化しても持続しない」レベルを目標として治療が行われます。

ステロイド外用薬

アトピー性皮膚炎の炎症を充分に鎮静することができ、その有効性と安全性が科学的に立証されている薬剤。

カルシニューリン阻害外用薬(タクロリムス軟膏)

アトピー性皮膚炎の新たな治療薬として1999年に登場した薬剤。タクロリムス軟膏には0.1%成人用(16歳以上を対象)と0.03%小児用(2~15歳を対象)があります。顔の皮疹に対してステロイド外用薬のミディアムクラス以上の有用性があるといわれています。

飲み薬・抗ヒスタミン薬

アトピー性皮膚炎に対する薬品として、塗り薬ではなく飲み薬の抗ヒスタミン薬があります。

抗ヒスタミン薬は、ヒスタミン(種々の動植物組織に存在し生理機能に作用を及ぼす物質。動物体内でこれが過剰に遊離するとアレルギーを起こす)によるかゆみを抑制します。

アトピー性皮膚炎のかゆみの原因は、さまざまな体内物質によって複合的に生じているものなので、抗ヒスタミン薬のみでアトピー性皮膚炎を100%抑えることができるわけではありません。

しかし、抗ヒスタミンを服用することによって、アトピー性皮膚炎のかゆみが部分的に軽減できることが臨床試験によって明らかにされています。

かゆみ対策の強い味方になってくれる抗ヒスタミン剤ですが、眠気が出るというデメリットがあります。

眠気が強く出る抗ヒスタミン薬 ハイスタミン、レスタミン、アタラックス、レスタミンA、アレルギン、マレイン酸クロルフェニラミン等
眠気が比較的弱い抗ヒスタミン薬 エバステル、アゼプチン、アレジオン、アレロック等

生活習慣によるアトピー性皮膚炎の改善

1、皮膚を清潔にする

まずは皮膚を清潔に保つために、毎日入浴し、シャワーを浴びましょう。

ただし、強くこすらないようにし、洗浄力の強い石鹸・シャンプーは避けましょう。

かゆみが生じるほどの高い温度の風呂は避け、入浴後に、必要な場合は適切な外用薬を塗布しましょう。

2、皮膚の保湿

皮膚を保湿し、乾燥を防ぐことも大事です。

入浴・シャンプー後に、必要であれば適切に保湿剤を塗布しましょう。

軽微な皮膚炎であれば、保湿剤のみで改善されることもあります。

3、その他

室温を清潔に保ち、適度な温度、適度な湿度を保ちましょう。

新しい肌着を着る場合は、着る前に水洗いしましょう。

洗剤はなるべく界面活性剤の少ないものを使用しましょう。

アトピーを改善させる食事

アトピーを食事で改善していく考え方として、アレルギーのあるものを避けるということと、腸内環境を改善して免疫を整えるという考え方があります。

乳幼児の場合、乳幼児の悪化原因の70%~80%は、牛乳と卵の食事アレルギーによるものということです。

腸内環境を整え、免疫改善を考えていく食事として、カレー、天ぷら、からあげなど、油っぽい食べ物は避けたほうがいいでしょう。

和食を中心に肉・魚をバランスよく、野菜を多めに食べましょう

参考資料

アレルギー支援ネットワーク

アトピー性皮膚炎ガイドライン2001

日本皮膚科学会

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