夏の紫外線、特に女性にとって一番怖い避けたい「しみ」のもと。
今回は、しみができる原因と出来てしまったしみのケアをお伝えします。
なぜ「しみ」はできるの?
しみの原因は、加齢や紫外線によるメラニン色素の沈着が主なものとされています。
皮膚は紫外線を浴びると、メラノサイトが活性化しメラニンがつくられ、肌を黒くします。(日焼けの状態)
特に女性にとっては必要ない、と思ってしまいそうな、このメラニンですが、有害であり細胞にダメージを与える紫外線から細胞を守る働きをしています。
作られたメラニンは、皮膚のターンオーバーにより表皮へと押し上げられて、古い角質と一緒に剥がれ落ちます。
そのため、皮膚にいつまでも色素が残ることはありません。
しかし、メラニンが作られすぎたり、皮膚の新陳代謝が衰えたり、表皮細胞に異常をきたすと、皮膚の中にメラニンが残ってしまいます。
それが、しみといわれる状態です。
できてしまった「しみ」には?
一度できてしまうと、なかなか消えません。
日光性黒子(老人性色素斑)の場合、早い人は20代から出はじめ、年齢とともに濃くなったり増えたりすることも……
できてしまったしみを消すために、病院ではさまざまな薬やサプリが処方されたり、さまざまなレーザー治療がメニューとして出ています。
しかし毎日の摂取や定期的な通院による照射が必要になります。
ここでは、すぐに実践が可能なシミの対応策をお伝えします。
①ビタミンを摂取
ビタミンCは、美肌のもととなるコラーゲンの生成を助け肌にハリを与えます。
メラニンの生成を抑えつつ、黒色メラニンを薄くするといわれています。
肌を活性化させるためにとても重要な栄養素です。
②ハイドロキノンを使用
2001年の薬事法の規制緩和によって化粧品にも使用可能になったハイドロキノン配合の商品を使用する。
③ストレスをためない
紫外線だけでなく、女性ホルモンの乱れもしみの原因になります。
プロゲステロン(黄体ホルモン)が敏感に紫外線に反応し、色素細胞を刺激します。
それにより、生理前や妊娠初期にしみが濃るなど影響を受けます。
日々の生活習慣やケアを根気よく継続的に行うことが、未来の美肌のために大切です。