つらい花粉症の季節がやってきました。
今年は全国的に例年よりも多くの花粉が飛散することが予測されています。
では、岐阜県の状況はどうなっているのでしょうか。
岐阜県の花粉症発生状況について
今年は6年ぶりの大量飛散で岐阜県は例年の1.8倍になる予想です(全国的に1.5~3倍)。
2018年の夏に晴れた日が多く、日射量が例年を大きく上回りスギ・ヒノキの雄花の成長に適した条件でした。
記録的な猛暑・日照時間も長かったため、スギの育成が進んだことにより飛散量の激増が予想されます。
岐阜県内ではまだスギの花芽は堅いものが多く、花粉の飛散はまだ少量ですが観測され始めています。
<スギ・ヒノキ科 花粉飛散数 2019年2月19日(個数)>
地域-スギ-スギ累計-ヒノキ-ヒノキ累計-合計-合計累計
岐阜市-0-2-0-0-0-2
大垣市-0-0-0-0-0-0
関市-0-4-0-0-0-4
郡上市-1-5-0-0-1-5
多治見市-0-12-0-0-0-12
中津川市-1-9-0-0-1-9
高山市-0-0-0-0-0-0
美濃加茂市-0-5-0-0-0-5
*0~9個 発症者は少ない
*10~29個 発症者が多くなり始める
*30~49個 発症者が急増する
*50個以上 発症者が非常に多い
参考文献:
今春の花粉飛散傾向
・飛散開始時期は2月中旬
・3月は各地で飛散のピーク
・飛散量は例年より多い
・2月下旬から3月は全国的に気温が高い見込み
花粉症対策
・花粉情報に注意し、飛散が多い日は外出を避ける
・外出時はマスク・めがね・帽子を着用する
・表面がすべすべした素材のコートを着用し、帰宅時は衣服や髪を払ってから入室する
・帰宅時はうがい・手洗い・洗顔をする
・洗濯したら、室内干しまたは乾燥機を使う
・窓を開けない 換気をするなら短時間にし、日中は避ける
・こまめに掃除をする(特に窓際) 掃除をするなら早朝に
・喫煙・睡眠不足・過労・ストレス・偏った食事などは症状を悪化させる要因になるのでこれらを避ける配慮が必要
今はまだ花粉の飛散が少ないようですが、2月下旬~3月は全国的に気温が高い見込みであるため、これから花粉症の発生が増加すると考えられます。
「晴れて」「暖かく」「風が強い」日や雨上がりで気温か上がる日は花粉の大量飛散に注意しましょう。
ぽかぽか日和が多くなってきたら花粉対策をしっかり行い、症状があれば早めに受診し、少しでも症状を軽くしてつらい時期を乗り越えましょう。
参考文献: