みなさん、「平均寿命」という言葉を聞いたことがあるかと思いますが、「健康寿命」という言葉を耳にしたことはあまりないのではないでしょうか。
今回は平均寿命のおさらいと健康寿命について説明していこうと思います。
平均寿命のおさらい
平均寿命とは、厚生労働省が毎年発表している簡易生命表で明らかにされている年表の事で、年齢別死亡率をもとに、
各年齢の男女があと何年生きられるかを示す平均余命を算定したものです。
主な年齢の平均余命
平成28年度の厚生労働省発表によると、男の平均寿命は80.98年、女の平均寿命は87.14年となっています。
平均寿命の男女差は、6.16年で前年より0.08年減少しています。
また、主な年齢の平均余命をみると、男女とも全年齢で前年を上回っています。
健康寿命について
健康寿命は、2000年にWHO(世界保健機構)が提唱した概念です。
厚生労働省の定義によれば、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」のことを言います。
日常的に介護などのお世話にならず、自立した健康な生活ができる期間のことです。
当たり前のことになりますが、平均寿命と健康寿命には差があります。
平均寿命と健康寿命の差
こちらは厚生労働省が発表した平均寿命と健康寿命の差の図です。
どちらとも女性が上回っているのがわかります。
少子高齢化がすすむ日本では、今後も寿命が少しずつ伸びていくかと思われます。
参照元:厚生労働省
政府が推し進めているからと言って自身の健康寿命が伸びるわけではありません。
日頃の生活習慣を改善したり、適度な運動を行ったりと自身の意識改革が一番大事です。
これからは一日でも長く【健康】寿命が伸びるよう心がけていきましょう。