春の花粉シーズンがやってきました。
そろそろ花粉が本格的に飛び始める時期です。
広島での花粉発生状況をお知らせします。
2月19日現在の広島県からのお知らせ
広島県は、次第にスギ花粉の飛ぶ量が増えてきました。
この先一週間は、気温が平年並みか平年より高く、雨の降る日を除いて、スギ花粉がやや多く飛ぶ見込みです。
スギの林に近いところでは、さらに花粉の量が多くなるおそれもあります。
花粉症の方は、マスクやメガネを使うなど、体の中に花粉を取り込まないような対策が必要です。
2019年広島の花粉飛散時期
広島県の過去の花粉飛散日は2018年は2月20日、2017年は2月16日、2016年は2月12日でした。
日本気象協会によると、広島の花粉シーズンイン日は2月17日です。
本格飛散はまだですが、3月上旬から中旬にピークを迎えると予測されています。
花粉は生育しやすい温かい気候と、遠くに飛ばせる強風の日を狙って花粉を飛ばします。
そのため、暖かくて風の強い日は要注意です。
雨上がりの晴れた日は木から飛ぶ花粉に加えて、雨で地面に落ちた花粉が舞い上がって通常より花粉の量が増えるため、特に注意が必要です。
また時間帯によって花粉の飛散量は変わっており、気象条件によっても異なりますが、一般的には昼間に雄花から花粉が飛び出し、日没の気温の低下と共に上空に上がっていた花粉が落ちてくるため、お昼過ぎや日没後に花粉量が多くなる傾向があります。
2019年広島の花粉飛散量
その年の花粉の飛散量は、スギ・ヒノキの雄花が育つ7~8月の時期の気温・日照時間・降水量などの気象条件が重要なポイントとなります。
2018年の夏は高気圧の影響で晴れた日が多く記録的な猛暑になりました。
広島では降水量は平年並みでしたが、平均気温はかなり高く、日照時間も平年を大きく上回ったため、スギやヒノキの花芽の生育に適した気象条件となりました。
そのため、例年に比べると「多い~やや多くなる」見込みです。
日本気象協会の発表では広島県広島市の花粉飛散量は例年比で120~190%、昨シーズン比で70~110%となっており、ウェザーニュースの発表では平年比で150%、昨シーズン比で157%となっています。
いずれにしても平年と比べて多くなると予想されています。
広島の森林面積状況
広島の森林面積は612,133haで全国10位、スギ人工林面積は54,273haで全国32位、ヒノキ人工林面積は111,794haで全国7位です。(林野庁業務資料、平成24年3月31日現在)
ヒノキ人工林面積よりスギの方が多い県が大半ですが、中部地方や中国地方ではヒノキの方が多い傾向があります。
スギ花粉は3月中旬頃にピークを迎えますが、その頃からヒノキ花粉は飛び始め、4月上旬頃にピークを迎え、5月頃まで続きます。
スギとヒノキは抗原性が似ているため、スギ花粉症にかかっている人の約7割がヒノキ花粉にも反応すると言われています。
花粉症の予防
花粉症の予防は何と言ってもできる限り花粉を取り込まないようにすることです。
外出時のポイント
☑️マスクやメガネをする
→花粉の侵入を1/6~1/3に減らすことができます。
☑️帽子をかぶる
→髪の毛につく花粉を防止します。
☑️ツルツルした素材の服を着る
→ウールや綿よりも、ポリエステル製などで表面がツルツルした素材の方が花粉は付きにくくなります。
☑️玄関でブラッシングする
→家に入る前に服をブラッシングする事で、家の中に持ち込む花粉が減ります。
花粉の時期は長期に渡るため、こまめに花粉情報の収集をして自分に合った対策やケアをしていきましょう。