インフルエンザの流行が全国的に見られます。
北海道でのインフルエンザ発生状況はどのようになっているのでしょう。
1月のインフルエンザ発生状況
定点あたりの報告数推移
厚生労働省が2月8日にプレリリースした「インフルエンザ発生状況」によると、2019年第5週の定点あたりの報告数は、43.20人となり、前週の定点あたり報告数57.09より減少しています。
報告数の多かった都道府県は、埼玉が65.58人、新潟が62.51人、宮崎は58.77人となっております。
北海道感染症情報センターによると、北海道全域での2019年第5週の定点あたりの報告数は43.24人であり、第4週の57.18人に対して減少しています。
ちなみに2018年の第5週の報告数は45.55人でした。
北海道での1月の定点あたりの報告数は以下のようになっています。
第1週 33.70
第2週 37.63
第3週 33.28
第4週 36.57
第5週 35.98
定点あたりの報告数とは
該当都道府県の人口分布、医療機関分布を考慮して、可能な限り無作為に選出された医療機関にて報告された、感染症の総数を元に算出される数値。
簡単に言うと、1医療機関でのその感染症の平均報告数のことです。
参考資料:
厚生労働省プレスリリース「インフルエンザの発生状況について」(外部リンクに飛びます)
北海道感染症情報センター(外部リンクに飛びます)
地域ごとの発生状況
インフルエンザが増加した地域
全国的に総数では減少傾向にあるインフルエンザですが、北海道では患者が増加した地域もあります。
以下が、先週よりも増加した地域となっております。
- 札幌市
- 滝川
- 江別
- 岩見沢
- 千歳
- 静内
- 釧路
- 根室
- 市立函館
- 渡島
報告数の多い地域
インフルエンザの報告数が特に多かったのは深川83.33人、室蘭の63.75人、静内の51.00人となっております。
この地域にお住いの方は、かなり注意が必要です。
インフルエンザ警報レベル
現在、北海道では紋別、上川、渡島を除いた全ての地域でインフルエンザ流行警報レベル。
また、紋別、上川、渡島においてもインフルエンザの流行注意報レベルとなっております。
インフルエンザ流行警報とは
1医療機関あたりの新規患者数が30.0以上となった場合に警報が発令されます。
1度警報が発令されると、新規患者数が100未満となるまで警報が継続します。
北海道地域保健課からの呼びかけ
全国的に減少傾向にありますが、いまだ警報レベルとなっており、油断は禁物です。
北海道地域保健課からも、インフルエンザの予防の呼びかけが行われています。
~下記引用~
(1)抵抗力をつける
十分な栄養と休養をとる
予防接種を受ける (発症や重症化を防ぐ)
(2)ウイルスをもらわない
人混みをさける
室内の乾燥に気を付ける(湿度の目安は50~60%)
マスクを着用する(のどを保温、保湿する)
手洗いをする
(3)人にうつさない
症状があるときには外出を控える
マスクを着用し、咳エチケットに心がける