2月に入り、気温が暖かくなるにつれて花粉の飛散が全国的に始まります。
福岡での花粉の飛散状況はどのようになっているのでしょう。
今年の花粉飛散状況
全国的な花粉の飛散状況
気象庁のデータによると、東京の1日の平均気温は2017年12月が6.6℃に対し、2018年12月8.3℃、2018年1月が4.7℃に対し2019年1月は5.6℃と、今年の気温は昨年に比べ高いものでした。
福岡でも同様に平均気温は高くなっており、2017年12月が7.4℃に対し、2018年12月10.2℃、2018年1月が5.7℃に対し2019年1月は8.0℃となっております。
気温が高くなると、花粉の飛散が始まることが知られており、日本気象会によると2月4日の時点で中国、四国、東海の一部で花粉の飛散が確認されています。
福岡の花粉の飛散状況
日本気象会がホームページ上にて掲載している「福岡県の花粉飛散状況」によると、福岡全域で既に花粉の飛散が始まっています。
また、2月14日以降、気温が上ると予想されており、福岡全域でそれに伴い花粉の飛散が増加するといわれています。
福岡の花粉の飛散を前シーズンと比較
昨シーズンは、ヒノキ花粉量が多く、それに乗じて花粉飛散量(ヒノキ+杉 北海道はシラカバ)が非常に多いシーズンとなりました。
今シーズンは前シーズンと比べると、ヒノキ花粉は少ないと予測されています。
そのため、花粉飛散量は前シーズン比よりやや少ない(70〜90%)と予測されています。
しかし、九州全域では前シーズン比よりやや多い(130%)という予測、隣接する熊本、大分でも前シーズンより花粉飛散量が多くなると予測されているために注意は必要です。
福岡の花粉飛散のピークは?
福岡の花粉飛散のピークは、スギが2月下旬から3月上旬にかけて、ヒノキが3月下旬から4月上旬にかけてと予測されています。
日本気象協会の花粉飛散予測とは?
気象データ、全国各地の協力機関からの情報、花芽の現地調査の結果から今シーズンの花粉飛散予測をしています。
参考資料:
花粉症のメカニズムと予防法
花粉症のメカニズム
花粉症のメカニズムは、体内に侵入した花粉を異物(抗原)と認識し、抗体を作ります。
その抗体が、再度侵入してきた花粉を排除しようとする事で起こります。
花粉を体外に排除しようとするためにくしゃみや鼻水、涙という症状が出てしまい、生活の質を低下させてしまうのです。
花粉症患者の増加要因
花粉症環境保健マニュアル(2014年1月改訂版)で、花粉症患者が増加している要因とされているのは、母乳から人工栄養への切り替え、飛散する花粉数の増加、食生活の変化、また絵大気汚染や喫煙も影響しているとされています。
花粉症の予防法
花粉症の予防としては、外出時にマスクやメガネにより体内に花粉を侵入させない事、また睡眠などの生活習慣を改善し、正常な免疫機能を保つことも重要です。
お酒やタバコを控えることも、鼻の粘膜を正常に保つために大切ですので気をつけましょう。
参考資料:環境省 花粉症環境保健マニュアル(2014年1月改訂版)