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京都の花粉飛散状況

2月下旬になり少しずつ花粉を感じ始めている人も出てきたのではないでしょうか。

すでに花粉が飛散し始めている地域もあります。

今年の花粉はいつから飛び始めてピークはいつなのか、花粉飛散量はどうなのか、京都における今シーズンの予想や花粉情報についてまとめました。

京都府医師会からの発表(2月22日現在)

2月20日頃より京都府の多くの地域でスギ花粉飛散が開始になりました。

今後は第1ピークを形成するはずです。

晴れた日の外出の際にはマスクやゴーグルの着用などセルフケアを心掛けるようにして下さい。

(参考文献:京都府医師会ホームページ)

2月22日現在、京都府の飛散量は北部・中部・南部全域で「少ない」となっています。

ヒノキやハンノキ、ブナなどスギ以外の花粉は観測されていません。

今シーズンの京都の花粉飛散量はどうなのか?

ウェザーニュースによる予想

→京都の花粉飛散量は平年比で183%、昨シーズン比で225%

 

日本気象協会による予想

→例年比・昨シーズン比共に90~135%で「やや多い

 

花粉を飛散させるスギやヒノキの花芽は7~10月頃に成長するため、6~8月の気象条件で花粉の元となる花粉の生育は影響を受けます。

近畿地方では昨年の夏の平均気温

→1946年の統計開始以来、最も高い

その結果、花芽形成には好条件◎

 

日照時間

→統計開始以降3番目の多さでかなり長い

その結果、花芽形成には好条件◎

 

降水量

→かなり多い

その結果、花芽形成には悪条件×

 

全体としてはまずまずの気象条件になったため、京都では今シーズンの花粉飛散量は例年と比べて「やや多い」と予想されています。

京都での花粉飛散時期はいつ?

花粉の飛散の早い遅いは1~2月の気温によって大きく左右され、京都での花粉シーズン到来は1月1日からの最高気温を積み重ねていって、積算が421度になった時が本格的に飛び始める時期の目安と言われています。

現状況では1~2月の気温は、暖かい日や寒気が入った日が入り混じり、平均としては例年並みの気温になったため、花粉飛散時期も「例年並み」か、「例年より5日ほど遅い」との予想になっています。

 

ウェザーニュースによる京都のスギ+ヒノキ花粉飛散予想

・花粉飛散開始予想は2月下旬

・飛散終了予想は5月上旬

・スギ花粉のピークは3月上旬

・ヒノキ花粉のピークは4月上旬

これから2~3月の気温は例年より高めと予想されており、今後急激に飛散する恐れがあるため花粉症の方は注意が必要です。

京都にある花粉症の原因になる木や草は?

京都は森林の約半分が人工林でスギ、ヒノキが植えられています

近年スギ花粉とともにヒノキ花粉の飛散量も増えてきており、京都や滋賀ではヒノキ花粉の飛散量はスギ花粉の約2倍になっています。

京都盆地の内部では市街地化が進んでいるため森林はほとんどなく、京都盆地を囲む標高約200~500mの山(西山、北山、東山のいわゆる京都三山)は森林に覆われており、スギ・ヒノキ人工林やアカマツ林、アカマツ、コナラ、クヌギなどの落葉広葉樹が広がっています。

 

☑️主な花粉原因植物と花粉飛散時期

1~4月  ハンノキ、オオバヤシャブシ

2~3月  スギ

3~4月  ヒノキ

4~5月  コナラ、クリ

4月末~7月初旬  カモガヤ、ハルガヤなどのイネ科の植物(公園、河川敷などに多く自生)

8月~11月  ブタクサ、ヨモギなどのキク科

 

スギやヒノキ花粉は数100kmも遠くまで飛ぶことがありますが、他の植物の花粉の飛散距離は短いため、近くに行かなければ回避することが可能です。

これから本格化する花粉シーズン。

花粉症の人は情報をこまめにチェックして、早めに対策を行いましょう。

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