医療ボランティアについて

医療ボランティアについて

昨今、地震や台風、集中豪雨などの自然災害の脅威が増してきている中、一人の力ではなすすべがなく、地震や土砂崩れによる家屋の倒壊や浸水被害の後片付けに、たくさんのボランティアの方の活躍を目にするようになりました。

困ったときはお互いに助け合うという精神で、とてもいい活動だと思います。

こういった災害ボランティア以外にも医療ボランティアという活動があるのをご存知でしょうか。

医療ボランティアは具体的に何をするかなど説明してきます。

医療ボランテイア

医療ボランティアには、医者や看護婦などの専門知識を持つ医療従事者がボランティアで行う活動と、資格を持たない人が病院などの医療機関などで行う病院ボランティアの2種類があります。

前者の例としては、国際的にも有名な国境なき医師団や、発展途上国での医療援助を行うジャパンハート、NPO/NGOなどがあります。

ジャパンハートは医者や看護婦以外の一般の人でも、海外の病院での食事作りや診察介助を行うことで活動に参加することが可能です。

ただし、こうした一般の人が国内で行う医療ボランティアとしては、病院ボランティアが中心になるでしょう。

病院ボランティアは最近とくに増えているといわれています。

病院や緊急援助地などの医療現場で医療に関連した支援活動を行うボランティアです。

その担い手や活動内容、場所、期間は多種多様です。

病院の中では専門職でなくてもできることはたくさんあります

病院ボランティアとは、医師や看護師といった職員と協力し、患者さんが少しでも安心して治療を受けることができるように、自発的に無償で奉仕する人のことです。

病院ボランテイアの活動は外来患者さんのご案内、入院病棟へのご案内、車いすの整備、病院内の図書室の受付や利用案内をしたりすることが主でしたが、最近はより患者に近い立場での活動をすることが多くなっています。

小児科に入院する子どもへの学習指導や、散歩の付添、食事の介助、話し相手や入浴介助など、医療行為以外の多くの活動が行われています。

患者さんにとっても、ボランティアという立場は医者や看護婦よりも身近に感じられることもあって、気軽に話をしたり相談できるなど、ボランティアならではのメリットがあります。

病院としても、ボランティアは費用をかけずに患者の身の回りのことや精神的なケアをサポートしてもらえるだけではなく、ボランティアを受け入れることで地域に開かれた病院として評価されることから、ボランティアを利用する病院が飛躍的に増えています。

また、病院以外の場での医療ボランティアとしては、電話相談の相手をするコーススタッフや、SPと呼ばれる疑似患者を行うボランティアも多くなりました。

疑似患者とは、大学病院などで医者が問診を行う際の患者役を行うもので、大学病院の医学部や歯学部、薬学部などで幅広く募集されています。

基本的に無償のボランティアですが、医療の将来を担う若者をサポートするということにやりがいを感じられる活動です。

昨今では、患者さんやその家族の精神的なケアを行ったり、在住外国人を支える医療通訳ボランテイアなども登場しています。

病院ボランテイアの活動を通して、奉仕することの喜びや自分の持っている力や経験を再確認することができるものと思います。

赤十字ボランテイアの取り組みとしては、主に3つのカタチがあります。

1つめ

一人暮らしのお年寄りの自宅訪問、未就学児の一時保育、小学校での出張授業などの地域に貢献したい方向けのものがあります。

2つめ

青年や学生の方による街頭での献血のPRや、HIV,エイズ予防啓発活動や老人ホームや乳児院の訪問

3つめ

資格や技術を生かして、絵本の読み聞かせや語学力を生かして外国人障害者の観光案内、視覚障害者のための点訳などがあります。

また病院内外の植物の手入れやお雛祭りやクリスマス、五月の節句などの季節のイベントのお手伝いなど多岐にわたります。

手話通訳ボランティアやアロマ教室、手芸教室のイベントのお手伝いなど、今までの経験が生かせるボランティアもあります

医療ボランテイアになるための手続き

医療ボランテイア参加までの流れとしては、地域の比較的大きな総合病院などのホームページに、情報が掲載されています。

採用の選考は随時行っており、先ずは、心身共に健康で病院事業に理解があるという事が第一の条件となります。

年齢は大体、高校生以上で、学生、主婦、定年後の方など多様な年齢層で女性の方が多いですが男性の方も少なくありません。

また、プライバシーが守れる方。

活動日や活動時間は各病院によって様々ですが、日中の9時~17時ぐらいまでで、一日2時間~4時間程度までが多いようです。

交通費は自己負担で、ボランテイア保険の加入(500円)が必須で、こちらに関しても病院によって、自己負担かどうかの対応はまちまちです。

健康診断を行う際に、水ぼうそう、はしか、おたふくかぜ、風疹の抗体検査を受けて、抗体がない場合はワクチン接種を行うところもあります。

ボランテイアのメリット

ボランティアの最大のメリットは、相手に喜んでもらえて、それを実感できるということです。

核家族化が進み、地域の結びつきも少なくなってきている現在、何日も人と話せていないというお話を耳にしたこともあります。

自分が相手に何かをすることによって「ありがとう」と言われることは減ってきているのではないでしょうか。

そんな感謝の気持ちをストレートに感じることのできる場として、ボランティアは人気を集めているのかもしれません。

また、誰かのために何ができるかを考え行動することは、自分の成長を促します。

普段の生活では出会わないような人と出会い、話をすることで視野が広がり、新しい価値観を生み出します。

ボランティア活動をしようとするきっかけは人によって違っており、新しい世界を見てみたいという若者と、空いた時間でこれまでの知識や経験を世の中に生かしたいというお年寄りではボランティアに対する意識はかなり異なります。

しかし、それでも異年齢の世代が、一緒に活動することでお互いに尊重する気持ちが芽生え、今まで知らなかった情報を得ることにもつながるはずです。

つまり、きっかけや動機は問題ではなく、一緒に誰かを手伝おうという姿勢を共有することが大切なのです。

ボランティア活動で得た経験は、必ず今後の人生に役立つはずです。

直接役に立つわけではなくても、そこで身に着けた積極性や行動力こそが必要とされるのではないでしょうか。

高齢化が進む中で、社会保障の持続可能性を高めるには、給付の削減や負担の増加だけでは力不足です。

中でも高齢者就業率の引き上げはかなりの威力を発揮します。

男性の就業率は50歳代では90.2%ですが、60歳前半では75.5%、60歳後半に52.2%に低下しています。

2016年の厚生労働省の「国民生活基礎調査」によりますと、60歳代後半の男性の3割以上、女性の2割以上の人たちが健康であるにもかかわらず就労していないという事がわかっています。

健康面からみれば社会を「支える」側に立っていてもおかしくないとおもいます。

人生100年時代に突入しつつある昨今、健康寿命から考えますと定年後から約10年ぐらいはまだまだ社会と関わり、自分自身の健康と生きがいのためにもボランテイア生活を始めるのもいいのではないでしょうか。

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