インフルエンザがピークを迎えています。
大阪の発生状況はどのようになっているのでしょうか。
1月の発生状況~厚生労働省~
県ごとのインフルエンザ発生数比較
厚生労働省が2月1日にプレスリリース「インフルエンザの発生状況について」を発行しました。
これによると、大阪府の2019年4週(1月21日~1月27日)のインフルエンザ報告数は14,493。
定点あたり47.99。
ちなみに東京都は報告数が26,635、定点あたり64.18。
神奈川県は報告数が24,596、定点あたり67.94。
福岡県は報告数が12,414、定点あたり62.70。
北海道は8,119、定点あたり36.41という数字が出ています。
定点あたり報告数とは
定点あたり報告数とは、医療機関の中から選定された定点医療機関で報告された数字のこと。
2018年5月時点で113種類ある感染症法に基づいて報告される感染症。
インフルエンザや流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)など24種類の感染症は、定点把握対象疾患として、定点医療機関から報告されます。
1月の週別推移
定点あたりの報告数は以下のようになっています。
12/31~1/6 14.64
1/7~1/13 36.81
1/14~1/20 46.09
1/21~1/27 47.99
大阪の地域ごとの発症レベル
インフルエンザの感染数などをまとめている『子育て応援団』によると、2月4日に感染が確認された地域は…
5人以上確認
- 大阪市西区
- 大阪市浪速区
- 大阪市住吉区
- 大阪市西成区
- 大阪市鶴見区
- 大阪市住之江区
- 大阪市北区
- 堺市堺区
- 堺市中区
- 堺市東区
- 堺市西区
- 堺市南区
- 堺市北区
- 岸和田市
- 豊中市
- 吹田市
4人以上確認
- 大阪市東成区
- 堺市東区
- 大東市
- 交野市
3人以上確認
- 大阪市天王寺区
- 大阪市生野区
- 大阪市阿倍野区
- 大阪市東住吉区
などの数字が出ています。
参考資料:子育て応援団(外部リンクに飛びます)
大阪府・大阪市からの呼びかけ
大阪府・大阪市からも、インフルエンザに対して呼びかけています。
インフルエンザを予防しよう~大阪府~
~下記引用~
「インフルエンザは小児や高齢者、免疫力の低下している人がかかると、重症化する恐れがあります。」
「第2週(1月7日から1月13日)に、定点当たりの患者報告数が30.00を超え、警報レベルを超えました。第4週(1月21日から1月27日)においても報告数が増加しており、現在、流行中です。かからない、うつさないために、日ごろからしっかりと手を洗い、マスクの着用や咳エチケットなどを心がけましょう!
インフルエンザワクチンは、重症化を防ぐことができるので、まだ接種を受けていない方は、早めに医療機関を受診して、接種をうけましょう。」
参考資料:インフルエンザを予防しよう~大阪府~(外部リンクに飛びます)
インフルエンザの基礎知識~大阪市~
~下記引用~
“インフルエンザはインフルエンザウイルスによって引き起こされる呼吸器感染症です。例年、12月から3月が流行シーズンです。
感染力は強く、感染した人の咳やくしゃみなどによってウイルスが飛び散り、それを吸い込むことによって感染します。ウイルスが付着したものをさわった手で、口や鼻の粘膜をさわることでも感染します。また、症状が出る前日から感染力を持つため、気づかないうちに感染を広げる危険性があります。正しい知識をもって、感染を予防しましょう。”
“一般的に、風邪は様々なウイルスによって起こりますが、普通の風邪の多くは、のどの痛み、鼻汁、くしゃみや咳等の症状が中心で、全身症状はあまり見られません。発熱もインフルエンザほど高くなく、重症化することはあまりありません。
一方、インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することで起こる病気で、38℃以上の高熱、頭痛、関節痛、 筋肉痛など全身の症状が強いのが特徴で、併せてのどの痛み、鼻汁、咳などの症状も見られます。さらに、気管支炎、肺炎、子どもでは中耳炎、熱性けいれんなどを併発し、重症になることがあります。
特に高齢者、呼吸器や心臓などに慢性の病気を持つ方は、インフルエンザそのものや、もともとの病気が悪化しやすく、死に至る原因となることもありますので、十分に注意する必要があります。また、近年、幼児を中心とした小児において、まれに急性脳症を起こして死亡したり後遺症が残ったりすることがあることが明らかとなり、原因の解明や治療法の研究が進められています。”