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海外の医薬品について

近年、海外から日本に来る観光客が年々増えつつあり、2017年は2,800万人にもなりました。

また、出国日本人数は毎年、約1,700万人もいるそうです。

そのような中で海外の薬について日本の薬とどのように違うかを見てみましょう。

日本と海外の処方の違い

旅行者にありがちな「スーツケースが届かなくて今朝から飲むお薬がない」などといったトラブルもよく起こりえます。

日本の薬と海外のお薬をネットなどで調べて慎重に処方がなされることがとても重要です。

なぜなら、薬の商品名が違うことがあるからです。

日本で「カロナール」という商品名のお薬はアメリカでは「タイラノール」、ヨーロッパでは「パラセタモール」という商品名になっています。

しかし薬品名はアセトアミノフェンといずれも同じものです。

内服薬には日本では50mg、100mgの薬しかないものでも海外では200mgがあることもあります。

A型肝炎ワクチンは子供の分でさえも一回量が日本の規定の倍量のものもあります。

それぞれの国の薬事法の違いにより、簡単に処方できない代表的なお薬が、痛み止め薬です。

日本は麻薬の取り締まりがとても厳しいですが海外では取り締まりが緩い国があります。

例えば海外ではコデインのお薬が膝の痛み止めに処方されていたりします。

注意すべき点を下記に4点挙げたいと思います。

1つ目

日本の数倍量が標準用量となっているものもあります。

2つ目

偽薬に注意することです。

3つ目

一般名の英語表記を常に見ることが重要で、WHOが定める国際一般名(INN)で成分を表しています。

一つの化学物質を含む薬品は数多くの商品名で販売されているため、有効成分が何であるか混乱を招くことが多いので、1つの物質に1つの標準的名称を与えるINNの使用により、医薬品に関するコミュニケーションが円滑になります。

英語・ラテン語・フランス語・ロシア語・スペイン語でINN(International Nonproprietary Name)を発行してきたほか、現在はアラビア語・中国語など、他言語のINNも発行しています。

4つ目

国ごとに規制の違いがあり、例えば、抗菌剤の「レボフロキサシン」は日本では処方箋が必要な医療用医薬品ですがタイでは処方箋なしで薬剤師が販売できます。

国によっては処方箋が必要な薬が処方箋なしで違法に販売されいるものもあり注意が必要です。

個人で処方箋を輸入する場合

自分自身の治療のために、語学の知識があれば、海外のサイトでいろいろと調べて、有効な医薬品を見つけられたりすることもあるかと思います。

その際、医薬品を個人輸入する方法もありますが、大抵の場合は個人輸入代行のサポートを受けながらという事が多いようです。

ご自身による1か月分の処方量以内の輸入であれば、薬監証明の取得は必要ありません。

ただし、注射剤など医師の処置が必要な医薬品の輸入や、1か月分を超える処方量を輸入する場合には薬監証明の取得が必要となります。

個人輸入を検討される場合には必ず事前にかかりつけのお医者様にご相談の上、輸入される医薬品に関する知識をお持ちのお医者様のもとで治療を行うことが前提となってきます。

特に、 薬監証明の取得が必要な医薬品を輸入される場合には、主治医の先生の「指示書」が必要となったりしますので、医師の方に、そのご準備ができるのかどうかなど考えなくてはなりません。

輸入代行業者さんに、厚生労働省で認可されていない医薬品の効果や効能、使用方法等に関して質問したり、アドバイスを受けることは、薬事法上禁止されています。

したがって、かかりつけの医師の了解を得て、治療ができる環境を整えたのちに、医薬品を個人輸入するほうがいいでしょう。

注意点

当たり前のことですが他人に売ったり、譲ったりすることは認められていません。

また、個人使用の目的のために、輸入する医薬品の数量には制限が設けられています。

近年、インターネットが普及し、日本のみならず世界中の情報を知ることができるようになってきました。

難しい手続きなども代行業者を利用すれば、入手できるようになってきています。

また、外国人旅行者が増え、観光地や、中心都市のみならず、毎日の生活の中で外国人の体調不良の場面に出くわすこともあるでしょう。

ますますグローバルな時代が加速する中、今後は言葉や食の違いだけではなく、日本人と外国人の内服薬の量や効能などの薬の違いもあるという認識を持つことが大切です。

生活向上WEBで掲載している情報は、情報伝達目的で掲載されたものであり、治療の正確性や安全性を保証するものではありません。 このHPの情報によって起こったいかなる結果に対しても一切責任は負えませんことをお断りいたします。
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