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東京のインフルエンザ発生状況

全国的にインフルエンザが猛威をふるっており、累積の推定患者数は1,000万人を上回っています。

しかし、2019年1月の第2週から続いている、インフルエンザ患者数が毎週更新されていくという状況は落ち着き、2019年2月14日時点では、感染症NEWSによると2週連続でインフルエンザ患者数は減少しているようです。

東京のインフルエンザ

東京都においても、東京都感染情報センターによると、2019年第2週(1月7日~1月13日)より急速にインフルエンザ患者が増加し流行警報基準を超えています。

東京都内には419か所の定点医療機関があり、定点当たりの患者報告数が30人/定点(週)を超えはじめ、第2週が31.71人/定点、第3週が52.65人/定点、第4週が64.18人/定点と毎週更新されていましたが、第5週(1月28日~2月3日)は45.67人/定点、第6週は25.25人/定点と減少傾向にあります。

首都圏のインフルエンザ患者数でみると埼玉、千葉、神奈川に次いで東京の順になっています。

年齢構成で見ると5歳~9歳が最も多く、次いで1~4歳、10歳~14歳となっています。

性別で見ると男女比に差はみられず、大体1対1の比率です。

インフルエンザ警報や注意報の基準は感染症発生動向調査によると、警報は1定点医療機関あたりのインフルエンザ患者数が1週間で30人を超えた場合を指し、注意報は1定点医療機関あたりのインフルエンザ患者数が1週間で10人を超えた場合を指します。

インフルエンザとは

インフルエンザとは、インフルエンザウイルスによって引き起こされる呼吸器感染症です。

例年12月~3月に流行し感染力は強く、症状が出る前日から感染力を持つため、気づかないうちに感染を広げる危険性があります。

38度以上の高熱、頭痛や関節痛などの症状が出た場合、早めの医療機関の受診をお勧めしますが、発熱してすぐに受診しても、インフルエンザ検査が陰性を示すこともあります。

発熱後半日以上たってから、検査を受けるようにしたり、インフルエンザ検査で陰性の診断が出た後も高熱が続く、頭痛や全身症状が改善しない場合は、再度医療機関を受診するようにしましょう。

インフルエンザと診断されて治療を受ける場合、飲み薬、吸入、点滴などの選択肢があります。

ご自身の生活や状況に合わせて選択されるといいでしょう。

昨シーズンは点滴治療を希望される方が多くいましたが、今シーズンは錠剤を1回飲むだけで済む「ゾフルーザ」の処方を希望される方が多くなりました。

しかし、一部で「ゾフルーザを飲んでも効かない」など、効果が出にくくなる耐性ウイルスが発見されたようです。

従来の治療薬より早く、ウイルスを体内から排除することができることと、1回の服用で飲み忘れがなく、用量、用法などの間違いが少なく、発症から時間がたっても効果があることから、今冬は大量に処方されたとのこと。

沢井製薬が新たに発売したインフルエンザ薬「タミフル」の後発薬が好調だったという状況も踏まえて、1つの薬に頼りすぎないように注意する必要があります。

第6週(2月4日~2月10日)あたりから、おなかの風邪ともいわれる急性胃腸炎の患者も徐々に増えつつあります。

規則正しい食生活と十分な睡眠をとり、しっかりと手洗いやうがいをし、マスクの着用、咳エチケットなどを守り、かからない・うつさないという気持ちを持ち続けることが大切です。

生活向上WEBで掲載している情報は、情報伝達目的で掲載されたものであり、治療の正確性や安全性を保証するものではありません。 このHPの情報によって起こったいかなる結果に対しても一切責任は負えませんことをお断りいたします。
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