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    腎疾患とは

    どんな病気?

    腎臓は、糸球体といわれるところで血液中の老廃物をろ過し尿に排泄しています。
    腎疾患とは何らかの原因によりこの老廃物をろ過する働きが低下することを言います。

    原 因

    原因として以下のようなことが考えられます。

    糸球体の機能低下 糸球体が正常に働いていないと老廃物が尿中に排泄されず、血液中に蓄積される。
    細菌感染 本来は腎臓に細菌は存在しないが、何らかの原因で細菌が侵入し炎症を起こす。

    症 状

    症状は疾患によって異なりますが、血液中に老廃物が蓄積されてしまうことによって起きる尿毒症状(疲労感・食欲不振・吐き気・頭痛など)や、風邪のような症状の現れる場合があります。また、頻尿や残尿感などの症状も出ます。
    赤血球が尿に混じる血尿が出ることや、白血球が尿に混ざりにごった尿が出ることもあります。

    腎機能が著しく低下すると、腎臓が血液の老廃物をろ過する役割することができなくなるので、人工透析することが必要になります。

    検査方法

    血液検査によってクレアチニン・尿酸窒素・尿酸値の値を調べます。これらの値が高いと、腎機能が低下している恐れがあります。

    クレアチニン 基準値 男性:0.61~1.04(mg/dl)  女性:0.47~0.79(mg/dl)
    尿酸窒素 基準値 8.0~23.0(mg/dl)
    尿酸値 基準値 7.0(mg/dl)以下

    またGFRと呼ばれる糸球体濾過量は腎機能をチェックする上で目安になります。GFRは年齢と血清中のクレアチニン値によって簡単に推定することができます(⇒腎機能をチェックする)。

    種 類

    腎疾患の種類として以下のようなものがあります。

    腎不全 腎機能が低下して、正常に働かなくなった状態。
    腎盂腎炎・膀胱炎 細菌が腎盂・膀胱に侵入して炎症が起こる。
    慢性腎臓病(CKD) 腎疾患の存在を示す所見や腎機能低下が3ヶ月以上続く状態。

    慢性腎臓病(CKD)は腎不全や心血管疾患の大きな危険因子であると考えられていて、慢性腎臓病対策を進める取り組みが進んでいます。

    その他

    腎疾患の一つである腎不全は平成18年度の厚生労働省の人口動態統計によると全死因の中で死亡人数が第8位で、命に関わる疾患となります。
    また、腎疾患は高血圧・糖尿病についで心臓病を起こす原因の第3位となっています。日本では成人の10人に1人が(1300万人)が慢性腎疾患を患っている危険性があります。

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