「まれ」な「がん」のことを「希少がん」といい、人口10万人当たり6例未満のがんのこととされています。その種類は200にも及ぶとされています。そのような背景から、情報も少なく、また病気や治療について学ぶ機会も少ないのが現状です。
希少がん Meet the Expertは、国立がん研究センター希少がんセンター、認定NPO法人キャンサーネットジャパン、がん情報サイト「オンコロ」が協力・連携し、毎月第1金曜日、第3金曜日(5月は第3金曜日のみ)に開催するセミナーです。患者さんをはじめ、そのご家族の方を優先に希少がんについて学びたい方がお申し込みいただけます。
各回の募集人数は30名程です。医師による講義と、その後のディスカッション、参加者からのQ&Aセッションを行います。
また、講義とディスカッションについては収録し、WEBにて順次公開していきます。
このセミナーは国立がん研究センター研究開発費「診療実態に基づいた希少がん診療体制の確立に関する研究(川井班)」の研究の一環としても行われています。
ご興味がある方は下記リンクよりご確認ください。
希少がん Meet the Expertの三大特長
希少がん Meet the Expertでは大きく分けて3つの特長があります。
KOLが講師
Key Opinion Leader(KOL)と呼ばれる、それぞれの分野での代表的な医師が直接、疾患の基本的な話から最新の治療までお話します。
希少がんに特化
インターネットや本で調べてもなかなか情報を得ることが難しい希少がんに特化した唯一のセミナーです。
少人数制
最大人数30人で開催します。またセミナー中にQ&Aセッションも設けているので、本当にほしい情報を聞くことが出来ます。
テーマ/各回講師
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- 注:変更の場合があります。
- ・7月6日 眼腫瘍
鈴木 茂伸(希少がんセンター/国立がん研究センター中央病院 眼腫瘍科)
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- ・7月20日 ホジキンリンパ腫
伊豆津 宏二(国立がん研究センター中央病院 血液腫瘍科)
- ・7月20日 ホジキンリンパ腫
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- ・8月3日 腹膜がん
加藤 友康(希少がんセンター/国立がん研究センター中央病院 婦人腫瘍科)
須藤 一起(希少がんセンター/国立がん研究センター中央病院 乳腺・腫瘍内科)
- ・8月3日 腹膜がん
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- ・8月17日 肉腫(サルコーマ)診断
川井 章(希少がんセンター長/国立がん研究センター中央病院 骨軟部腫瘍・リハビリテーション科)
吉田 朗彦(希少がんセンター/国立がん研究センター中央病院 病理科)
- ・8月17日 肉腫(サルコーマ)診断
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- ・9月7日 脳腫瘍
成田 善孝(希少がんセンター/国立がん研究センター中央病院 脳脊髄腫瘍科)
- ・9月7日 脳腫瘍
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- ・9月21日 消化管神経内分泌腫瘍
本間 義崇(希少がんセンター/国立がん研究センター中央病院 消化管内科)
- ・9月21日 消化管神経内分泌腫瘍
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- ・10月5日 腺様嚢胞がんと頭頸部の希少がん
吉本 世一(希少がんセンター/国立がん研究センター中央病院 頭頸部腫瘍科)
米盛 勧(希少がんセンター/国立がん研究センター中央病院 乳腺・腫瘍内科)
※応募を締め切りました
- ・10月5日 腺様嚢胞がんと頭頸部の希少がん
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- ・10月19日 肉腫(サルコーマ)体幹の肉腫
中谷 文彦(希少がんセンター/国立がん研究センター中央病院 骨軟部腫瘍・リハビリテーション科)
遠藤 誠(九州大学病院 整形外科)
- ・10月19日 肉腫(サルコーマ)体幹の肉腫
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- ・11月2日 神経内分泌がん
森実 千種(希少がんセンター/国立がん研究センター中央病院 肝胆膵内科)
- ・11月2日 神経内分泌がん
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- ・11月16日 成人T細胞リンパ腫・白血病とT細胞リンパ腫
伊豆津 宏二(国立がん研究センター中央病院 血液腫瘍科)
- ・11月16日 成人T細胞リンパ腫・白血病とT細胞リンパ腫
成人T細胞リンパ腫・白血病とT細胞リンパ腫セミナー参加希望の方はこちら
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- ・12月7日 胸腺腫・胸腺がん
後藤 悌先(希少がんセンター/国立がん研究センター中央病院 呼吸器内科)
- ・12月7日 胸腺腫・胸腺がん
- ・12月21日 希少皮膚がん 乳房外パジェット病・メルケル細胞がん
山崎 直也(希少がんセンター/国立がん研究センター中央病院 皮膚腫瘍科)
乳房外パジェット病・メルケル細胞がんんセミナー参加希望の方はこちら
国立がん研究センター 希少がんセンター長 川井 章先生のコメント
「2017 年に引き続き、2018 年も希少がんMeet the Expert を開催いたします。2017 年を通じて毎回定 員一杯となっていることや当セミナーに患者さんが遠方より参加いただいていることから、希少がんの 情報を発信していく必要性を肌で感じました。2018 年はより専門的なテーマで回数を月2 回にして希少 がん情報を発信してまいります。」