日本で一番有名なマラソンといえば、東京マラソンを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
毎年、参加希望者が多く倍率が高い東京マラソン。
今回は、普段走ることができない大都市東京の公道を走り抜けられ、国内外のトップ選手も参加する東京マラソンの魅力について解説していきます。
人気の東京マラソン
2019年の東京マラソンでは、一般募集の定員2万7370人に対し33万271人が応募し、抽選倍率は約12.1倍と発表されました。
毎年、抽選倍率は高く、市民ランナーにとって憧れのマラソン大会であることがわかります。
東京マラソンの歴史
東京マラソンは2007年に東京で始まりました。
毎年2月に開催されていましたが、2019年大会以降は3月に開催予定です。
2013年からワールドマラソンメジャーズ(世界の主要マラソン大会をポイント制で行なわれる陸上競技シリーズ)に加入し、世界の主要なマラソン大会のひとつになりました。
東京マラソン2019
2019年の東京マラソンは3月3日(日)に開催される予定です。
種目は、マラソン(男子・女子、車いす男子・女子)と10km(ジュニア&ユース・視覚障害者・知的障害者・移植者・車いすの各男子・女子)があります。
定員は、マラソンの部は37,500人、10㎞の部は500人です。
東京マラソン2019の詳細
参加料
マラソン:国内10,800円、海外12,800円
10km:国内5,600円、海外6,700円
制限時間
マラソン:7時間
車いすマラソン:2時間10分
10km: 1時間40分
車いす10km:35分
優勝賞金:1,100万円
賞金
タイムボーナス世界記録更新:3,000万円
タイムボーナス日本記録更新:500万円
タイムボーナスコースレコード:300万円
競技日程
9:05 車いすマラソン・10kmスタート
9:10 マラソン・10kmスタート
10:50 10km競技終了
16:10 マラソン競技終了
チャリティーランナー
チャリティーランナー制度は、第5回大会から導入されました。
通常の参加枠と異なり、東京マラソン財団が定めた団体に対して10万円以上の寄付を行った希望者が対象で、先着順となっています。
ボランティア
東京マラソンには、たくさんのボランティアが参加しています。
ボランティアは10人から20人を1班として現場でボランティア活動を行う「メンバー」「多言語メンバー」と、メンバーをまとめる「リーダー」、リーダーをサポートし大会スタッフと現場をつなぐ「リーダーサポート」に分かれています。
現場で活躍するボランティアの主な活動内容は、ランナーへの給水や手荷物預かり、沿道整理です。
ボランティアは、ランナーの熱気や沿道の熱い声援を間近で感じることができます。
そして、東京のホスピタリティを表す象徴のような存在となっています。
各種イベント
東京マラソンは、関連するイベントが多く開催されています。
その1つに、前日に開催される「東京マラソンファミリーラン2019」があります。
小学生と保護者でペアとなり、親子で走る喜びを実感できます。
車いすの参加者も募集しており、楽しいイベントとなっています。
また、東京マラソン当日は「マラソン祭り」も開催されています。
コース沿道や各イベント会場において、踊りや歌、一輪車のパフォーマンスなどでランナーを元気づけてくれます。
東京マラソン2019のコース
東京マラソンのコースは2017年から新宿の都庁前をスタートし、東京駅をゴールとする新コースにリニューアルされました。
以前は、レース後半に多くの橋があり、起伏のあるコースがランナーを苦しめていました。
新しいコースでは、全コースほぼフラットで、ランナーにとっては走りやすく、記録の出やすい条件になりました。
そして、ゴールが東京駅の真正面であり、沿道の大声援とともにゴールできるという魅力も加わりました。
コースの詳細
コースの前半10kmは、新宿都庁から日本橋、隅田川沿いを走り抜けます。
東京の下町風情を満喫できるのも魅力の一つです。
また、浅草雷門前の太鼓や沿道の大声援もあり、マラソン前半から気分が高まります。
その後は、隅田川の東側を門前仲町まで往復します。
往復コースになるため往路はトップクラスの選手とのすれ違いのチャンスもあります。
30kmを過ぎたころには、高級ブティックが立ち並ぶ銀座中心街を走り抜けます。
コース終盤は、東京タワーや増上寺なども眺められる日比谷から品川への往復コースとなっています。
そして、いよいよ東京駅前の大声援を抜けて皇居を正面に据える大通りの先にゴールが待っています。
当日の注意事項①トイレの混雑
東京マラソン当日、レース中にトイレに行きたくなることもあるでしょう。
東京マラソンにはランナーだけではなく、ボランティアや応援者の方も多く参加するためトイレの混雑が予想されます。
レース前後や、レース中も早め早めにトイレを見つけて済ましておくとよいですね。
当日の注意事項②給水や補食
レース中は、のどが渇いたと感じる前にこまめに給水することが大切になります。
水だけはなく、塩分も適度に補給しておくとけいれんなどを起こしにくくなります。
また、レース中の補食は急いで食べたり、食べ過ぎたりしないように注意してこまめに栄養を補給しましょう。
大都会東京を沿道の声援を受けながら走り抜けることのできる東京マラソン。
新宿都庁から浅草や銀座、ゴールには東京駅と、東京の魅力を余すことなく満喫できるコースです。
東京マラソンは、ランナーやボランティア、沿道から選手に声援を送るなど様々な参加の仕方があります。
人気の東京マラソンに自分に合った形で参加してみるのはいかがでしょうか。